MICAM 2019 9月展を終えて

今年の秋も、イタリア・ミラノの靴の展示会に出展してまいりました。

今回で3回目の出展でしたので、これまでも靴を見てくださっていたバイヤーさんとの再会もあり、充実した4日間となりました。

 

 

新作の富士吉田のジャガードを使った靴も、多くの方に目に留めて頂けて嬉しかったです。

富士吉田は歴史ある織物の産地で、現在でも素晴らしいテキスタイルを多く生み出しています。

今回は素敵な出会いがあり、直接織物屋さんに伺い、布地を選び、靴を制作いたしました。

 

こちらは、宮下織物さまのカットジャガードという素材を使ったウエディングシューズです。とても繊細で個性あふれるこの生地は、一目見た時からウエディングシューズにぴったり!と心が躍りました。この素材を使ってブーツなど、新しい靴にも挑戦していきたいです。

 

こちらは槙田商店さまの傘地のジャガードを使用したサンダルです。傘地なので、耐水性があり日光堅牢度も高くなっており、新しい機能を持った靴が生まれました。左右の靴でアシンメトリーな模様となりとても華やかです。この傘地は他にもユリやブドウなど、様々な柄があるのでシリーズを広げていきたいと思います。

 

新しい靴のデザインをするときは、素材やモチーフに出会ったときの、感動やワクワク感をそのままに活か活かすして、なんとかそれを形にしたいという想いがあります。

今回もそのような想いで展示会のギリギリまでこだわって靴を制作しておりました。

これからも、見て美しく履いて心地よい靴をお届けできるよう、努力してまいりたいと思います。

支えてくださる皆様に心より感謝申し上げます。

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